昼休みに「ブログを始めたい」と検索して、タブだけが増えていく日があります。独自ドメイン、固定ページ、カテゴリ、最初の記事、アイキャッチ、SNS、分析。どれも必要そうに見えるので、帰宅後に開き直しても、何から閉じればいいのか分からなくなる。準備が進まない夜は、やることの数より順番の混線が重くなっています。
ブログ前の準備で先に決めたいのは、全部の設定ではありません。あとで説明しにくいもの、読者に見える置き場、公開後に直しにくい基準。この三つだけを先に分けると、途中でも止まりにくくなります。
今夜の並べ順
- 名前と URL の候補を狭める
- 固定ページの置き場を先に作る
- カテゴリを増やしすぎない
- 最初の1本を入口の質問で決める
- 公開前ルールを少しだけ決める
ここでは、名前、固定ページ、カテゴリ、最初の一本、公開前ルールの順に、先に置き場だけ決めていきます。全部を同じ日に完成させなくても、戻りにくいところから土台を作れば、準備はかなり軽くなります。
手が止まるのは、設定が多いからではなく役割が混ざるから
ブログ準備で疲れやすい日は、真面目に広く調べていることが多いです。ただ、同じ夜に決める必要がないものまで一つの机に並んでいると、どこから閉じればいいか分からなくなります。
名前と URL は「この場所を何と呼ぶか」の話です。固定ページは「誰がいて、どこへ連絡できるか」の話です。カテゴリは「このサイトに何の話が並ぶか」の話で、最初の記事は「最初にどんな迷いをほどくか」の話です。役割を分けるだけで、今夜決めることと後日に回していいことが見えやすくなります。
名前と URL は、あとで口で説明しやすいかを先に見る
独自ドメインを考え始めると、空き状況や初年度価格ばかり見たくなります。でも、あとでじわじわ効いてくるのは「この名前を人にどう説明するか」です。ブログ名、プロフィール、固定ページ、共有メッセージに並んだときに、読み方や意味を言い直し続ける名前だと、小さな負担が残ります。
最初に見たいのは、派手さよりも説明のしやすさです。口で伝えたときに綴りを言い直しすぎないか。ブログ名と並べたときに別物へ見えすぎないか。少しテーマが広がっても、窮屈になりすぎないか。この順で見ていくと、候補を増やしすぎずに済みます。独自ドメインの決め方をもう少し落ち着いて詰めたいときは、独自ドメインはどう選ぶ? 申し込み前に見たい「名前・更新・設定」の順番が次の受け皿になります。
固定ページは、本文に残したくない質問の置き場にする
記事を書き始める前に、固定ページを全部完成させる必要はありません。ただ、読者が途中で抱えそうな質問の置き場だけは先に見えていたほうが、本文が散らかりにくくなります。
たとえば「誰が書いているのか」「どこへ連絡すればいいのか」「広告や紹介リンクはどう扱うのか」といった話は、記事本文のたびに抱え込むより、運営者情報、お問い合わせ、広告掲載ポリシーのような戻り先を先に作ったほうが落ち着きます。固定ページの最小構成から整えたいときは、ブログ公開前の固定ページは、本文に残さない質問から作るを先に開くと、どこまで作れば今夜は十分かが見えやすくなります。
カテゴリは、書けそうなことより戻ってきてほしい迷いで絞る
立ち上げ直後のブログで起こりやすいのが、思いついたテーマをそのままカテゴリにしてしまうことです。けれど、カテゴリは自分のメモ棚ではなく、読者が「このサイトにはどんな相談先があるのか」をつかむための骨格です。
だから最初は、興味のある話題を全部入れるより、今後も繰り返し答えたい迷いだけを大きく残すほうが自然です。細かな分岐はあとから記事が増えてからでも作れます。公開後に関連記事をどこへ返すかまで一緒に考えたいなら、公開後の記事を孤立させないリンクの置き方を見ておくと、カテゴリの役割がかなり具体的になります。
最初の一本は、自己紹介より入口になる質問で決める
ブログを始めるときは、最初の記事で自分の思いや経緯を全部書きたくなることがあります。でも、読み手が最初に知りたいのは、あなたの熱量そのものより「このブログはどんな迷いをほどいてくれるのか」です。
最初の一本は、広く語る記事より、止まりやすい一場面を受け止める記事のほうが入口になります。ドメインで止まる人には 独自ドメインの確認順、固定ページで止まる人には 固定ページの最小構成 のように、次へ渡せる一本が見えていると、公開後の回遊も作りやすくなります。最初の記事を選ぶ段階では、「これで全部説明する」より「この一歩で進みやすくなるか」を基準にしたほうが続きます。
公開前ルールは、あとで直しにくいところだけ決める
ブログ準備が長引く理由のひとつは、毎回ゼロから決めることが多いからです。タイトルの付け方、パーマリンク、記事末の行き先が記事ごとに揺れると、公開後に整え直す作業が増えていきます。
最初に決めておきたいのは、細かな運用マニュアルではありません。パーマリンクは短く保つ。記事末で次に渡す先は一つに絞る。公開した記事には、前提へ戻る一本と次へ進む一本をつなぐ。このくらいで十分です。URL の整え方を先に見ておきたいときは WordPressのパーマリンクをあとから整えるなら、どこまで確認してから触る?、記事末の行き先を増やしすぎたくないときは 記事末CTAは1本に絞る がそのまま次の判断材料になります。
先に残しておきたい短いルール
URL は長くしすぎない。記事末で案内する次の一手は一つにする。公開したら、前提へ戻るリンクと次へ進むリンクを一本ずつ置く。
今夜ここまで見えたら十分です
テーマや道具まで全部同じ日に決める必要はありません。まずは、このブログが何の迷いをほどく場所なのかを一文で置き、名前と固定ページの置き場を決め、カテゴリと最初の一本の方向だけ見えれば十分です。
比較したい道具が増えてきた日には、記事本文で抱え込むより、おすすめツール / サービスのような受け皿へ戻るほうが、準備の段階と比較の段階を混ぜずに済みます。今夜の準備で必要なのは、全部を完成させることではなく、明日迷い直さずに再開できる順番を置いておくことです。

コメント